初めまして、華と申しますm(*_ _)m
1.歌詞考察
※( )内は訳です。ガバガバなのは大目に見てください。
また、打ち消しの線のある歌詞は歌詞としてはあるけれど私には聴こえなかった歌詞です。
Don't cover your ears…(耳を塞ぐな…)
I'm not afraid,oh no…(俺は何も恐れない)何があっても 逃げ出さず 目を逸らさずに向かったI'm wide awake,yoo-hoo…(俺はすっかり目が覚めている)望みは 指くわえ焦がれず 手を伸ばしてきた
"Live in someone's dream pretending to be someone real?"
(本物のふりをして誰かの夢の中で生きるの?)No! My life is MY LIFE!!!
(違う!俺の人生は俺のものだ!)見くびるな 自分で支配するんだ yeah…
"Hurting under smiles and loosing identity?"(笑顔の下で傷ついて、自分自身を失うの?)No… 哀れむな いちいち フラついてられないんだ oh…аh…yeah
どしゃ降りの雨に
吹き荒れる風に 身をすくめて
oh…声を押し殺して
I cry too…
(俺だって泣くんだよ…)
ここで言う雨、風はファンだったり世間の声って解釈するべきな気がする。
たった1人の人間に何万人、何十万人からの好奇の目や意見が降りかかる。それがどれだけ恐ろしいことで、重圧がかかるものか。
でも彼は声を押し殺して泣く。決して誰にも気づかれないように。みんなを心配させないように。
そんな彼がこの歌詞を歌うことに私は胸が痛くなってしまう。
Am I still your star?
(俺はまだあなたのスターでいられてる?)Still your charisma?
(まだあなたの心を魅了してる?)Am I still your hope?
(俺はまだあなたの希望?)Still your hero?
(まだあなたのヒーローでいられてる?)
これが増田さんが「アイドル」でいるために必要だと思っているものなんだろうか。
こんなにもファンに疑問を投げかけるのは余程不安ってことの現れなのかな。
「still」を使っていることにも、胸が痛くなる。「まだ」ってことはいつか「終わり」が来るってことだよね。
いつの間にか消える
I’m your Thunder…
(俺はあなたの雷だ…)
ここはファンの心から自分が消えることの比喩だろうな。
ヲタク用語で簡単に言ってしまえば担降り。
推しに出会うって、本当に雷が落ちた時みたいに衝撃を受けるもので、その時は推しに感情を奪われ、推しにしか目が向かなくなる。
でも、人間の気持ちが永遠に変わらないことなんて絶対に無くて、いつかは興味が無くなって忘れていく。残酷だけどね。
それを分かっている増田さんは自分から「俺は雷だ」って宣言してる。いつか、どうせ、俺はあなたの心からはいなくなるんでしょ。そう言われているようで辛い。
吹き荒れる風に
聞こえるか?聞こえるか?
yeah…on and on and on …
I cry, I cry, I cry ,I cry…
(泣いて泣いて泣いて…)I try, I try, I try, I try…
(努力して努力して努力して…)Still your star? Charisma?
Still your hope? Hero?…yeah
(訳省略)
このパートはサビの部分との掛け合いの歌詞ですね。
なぜ歌詞を入れたのか… 強調…?これは作詞者のRyohei Yamamotoさんにしか分からない。(諦め)
もうひとつ分からないのが、ライブで歌ったのはこっちの聴こえる部分のパートだということ。
私は「どしゃ降りの〜」の方を歌うと思ってたから映像見た時本当にびっくりした。本当に伝えたかったのはこっちなのか? それとも息継ぎの関係?でも、息継ぎは増田さんのポテンシャルだとどうにでもなりそうだけどな…難しい。
So don't cover your ears? 塞がないで耳
(だから耳を塞がないで?)変わる雲行きに たじろがずに
"Say what? Say what?"
(なんだって?なんだって?)いつか風向き変わり I'll be nobody
(俺は誰でもなくなるんだろう)モノトーンに染まる昔話に ah…
"no…no…Let me fade away…"
(いやだ…いやだ…消えさせてくれ…)
「だから」っていうのは1番の内容を踏まえて付け加えた感じかな。
この「変わる雲行き」、「風向き変わり」はファンの関心が自分から変わっていくことの比喩だと思う。だとしたら、このパートは自分自身に語りかけてる?
「たじろがずに」は私達に向けた言葉ではないと思うんだよな… 増田さんが増田さん自身にファンがいつかはいなくなることを言い聞かせているような印象を受ける。
昔話ね… ファンでなくなって興味がなくなったら、その時の思い出はどんどん色褪せていってやがてモノトーンへと変わっていく。アイドルはそれを自覚しているんだよな。
そして、Thunderで1番の謎。歌詞にあるのに聴こえない問題。そして聴こえない歌詞が重すぎる問題。
耳ぶっ壊れる覚悟で1回大音量で聴いてみたら、なーんか「…シュッ」とか「…ヒァッ」みたいなの聴こえたんだけど、さすがにそれが歌詞かは分からなかった。こっちが「Say what?」だよ。
でも、多分この「Say what?」と「let me〜」は増田さんの本音というか、自分では絶対に表に出してはいけないと思っている感情なんじゃないかな。
雲行きが変わっていることに対して、なんで?どうして?って思ってしまう。
どうせ昔話となってしまうなら、いっそ俺という存在を消してくれ。諦めの感情さえ生まれる。
そんなネガティブな感情を伝えてはいけない、伝えたくないという増田さんのプロ意識がこのパートを音にしなかった。私の想像力ではそれぐらいしか考察できないけれど、ここにはもっと深い意味が含まれていると思う。
その時まで If you feel me now
(もし今あなたが俺を感じているのなら)
その時までっていうのはファンでなくなる時なんだろうけど、この「feel me」を感じていると訳していいのか… でもそれ以外に訳しようがないんだよな…
ここまでのThunderを聴いてきて何か思うことがあったなら、心を動かされたならって意味の「feel me」なのかなぁ…?
もし、自分から担降りしそうになった時にこの歌からなにかを感じ取ったことを思い出してくれるなら。そういう望みをかすかに感じる。
この歪んだ声が 聞こえるなら
同じ血が通う者 同士なら
3連続「If」。なんだか雲行きが怪しくなってきましたね。
自分の声を歪んだものと捉えていることも辛い。増田さんは私達に「まっすー」によって考えられた、洗練された声しか聴かせてこなかったからこそ、このように本音の見え隠れする歌を歪んだものと捉えているのだろうか。
同じ血が通う者同士=同じ人間である、ってことだろう。私達ファンはどうしても増田さんを「マジ天使だわ…」とか「ほんと神」とかいって神格化して褒めてるけど、増田さんだって人間。
それをわざわざ私達に確かめてる。「同じ人間なんだよね?」って。
"Live in someone's dream pretending to be someone real?"
(本物のふりをして誰かの夢の中で生きるの?)ダサい大人に なりたくなくて
周りにも 流されたくなくて
吐き出したい言葉 飲み込んで
たまには トボけたピエロも演じて yeah…
何回聴いても、聴く度に覚悟してるのに、ここで息が苦しくなる。
このパートまでは声がほぼほぼ加工されていて、増田さんの声にこもっている熱が大分封印されていた。(それでも十分伝わってくるものはあったけど)
だからこそ、生身で、「まっすー」じゃなく「増田貴久」で、正面から自分の感情をぶつけにきた増田さんに圧倒されてしまう。増田さん自身傷だらけなはずなのに。
この4行には比喩も擬人法もなにもない。全てそのままの言葉。
さっきも書いたけれど、「キャラがない」って言われて言いたいこと数え切れないほどあったと思う。自分のことをよく知らない人にあることないこと言われてずっと我慢していたことをここで全部吐き出したのかな。
私のイメージではあるんだけど、ピエロって一生懸命みんなを喜ばせようとしてるのに哀れで周りの人に利用されているというか、すごい悲しい印象で。そんなピエロを増田さんが演じていると思っているなんて、もう、辛い。(語彙力)
あと「Live in〜」の部分はここの4行に被せられるようにコーラスとして聴こえます。
なぜ、もう一度入れたのか… そしてコーラスの部分realが聴こえないのはなぜなのか… この姿が増田さんの「real」なのかな。
"Hurting under smiles and loosing identity?"(笑顔の下で傷ついて、自分自身を失うの?)I’m like you,like you,like you like you …(俺は皆のようなんだよ…)皆と同じに Smile and break like you
(皆と一緒で笑うし、傷つく)そう今だけさ If you feel me now
(もし今あなたが俺を感じているのなら)雷は 耳 塞がず Hear me now!!! oh...yeah…oh...ah…
(俺を聞け!!!)
何度も「俺はみんなと同じ」と訴えかけます。
「笑顔の下で傷つくの?」という問いに、「みんなと同じで笑うし傷つく」と答えた彼。1番での「No…」はやっぱり「Yes」だったんだね。
そして、最後。「雷は耳塞がず」って、俺は現実から目を背けず(耳を塞がず)に本音を言った、だからそんな俺をあなたも受け止めてほしい。そういうことなのかな。なかなか語気が強いから私達はそんな増田さんに従わざるを得なくなってしまう。
横殴る雨に
吹き返しの風に 立ち向かって
oh... 声を 出し尽くして
I try too…
(俺も挑戦してるんだよ…)
どしゃ降りの雨は横殴りの雨に変わり、吹き荒れる風は吹き返すようになった。状況は決して良くなっていないけれど、身をすくめなかったんだね。
自分の思いをさらけ出した彼はファンや世間に立ち向かった。押し殺した声は出し尽くされ、彼がどれだけの感情を背負っていたか、より重く実感する。
Am I still your dream?
(まだ俺はあなたの夢でいられてる?)Still your glory?
(まだあなたの誇り?)Am I still your faith?
(俺はまだあなたに信頼されてる?)Still your fantasy?
(まだあなたのファンタジー?)
1番と合わせて、
「スター」「カリスマ」「希望」「ヒーロー」「夢」「誇り」「信仰」「ファンタジー」
こんなにも多くのものを彼から受け取っているんだと思うと、改めてアイドルの凄さを感じる。もはや、凄いという言葉では表しきれないぐらい。そりゃ聞きたくなるよ。「まだあなたにとって俺はこういう存在?」って。
「ファンタジー」って聴いてふと頭に浮かんだのが、ゴチやネタパレでの「まっすーはファンタジーだから〜」っていう発言。増田さんの中で「まっすー」は本当にファンタジーなんだなって思ったと同時に、私達の愛する「まっすー」が幻想であるなら、いつ消えてしまってもおかしくないんだな…という現実。
この曲を通して、本当に伝えたかったことってこの事…?可能性は否めない。
遠くで鳴り響く
I’m your thunder…
(俺はあなたの雷だ…)
雷が遠ざかっている。
そんなときが誰にでも来るかもしれない。その可能性があることは認めたくないけれど、私達が10年後も20年後もその先も雷を愛し、感じている確証なんてどこにもないんだから。今の私達はその未来を願うしかない。
聞こえるか?聞こえるか?
I feel and bleed like you…
(俺だってあなたのように感じるし心を痛めるんだよ…)I smile and cry like you…
(俺だってあなたのように笑うし泣くんだよ…)I’m just a man like you…
(俺だってあなたのようにただの人間なんだよ…)Still your dream? Glory?
Still your faith?Fantasy?…yeah
(訳省略)
いつもにこにこの増田さんだって傷つく。泣く。だって人間だから。私達はそれをちゃんと理解してる?芸能人なんだから、どうせ本人には見られてないから何言ってもいい、そう思ってない?「まっすー」は幻想であり人間なんだよ。
「まっすー」も「増田貴久」の人生なんだから。
聞こえるか?聞こえるか?
バイアス越しに 何が見えるの?
今までコーラスとして入っていた「聞こえるか?」という問いはついに本当の声になる。
バイアス=偏り、偏見、先入観
私達が見ている増田さんなんてバイアスかかりまくりだよ。バラエティでスベっても、「面白くない」じゃなくて「可愛い…」ってなるし。誰かに特別な感情を抱いた以上、その人をフラットに見ることは出来ない。それは好きでも嫌いでも。
だから増田さんは、「先入観だけで俺を判断してない?」って問いかける。完全にフラットに増田さんを見ることは出来ないけれど、フラットに見る努力はするべきだと思う。
その情報 誰が流してるの?
これはそのままだよね。目撃情報とか、信憑性の不確かなゴシップとか。公式に流れていない情報や写真を鵜呑みにして、それが広がっていくとどこかしらに迷惑がかかる。それが原因で本人の仕事に支障が出たら本当にファンとして失格。
情報の取捨選択だったり情報源の確認は今の世の中必須だと思うから、改めてこの歌詞で考えさせられる。
破れる傘で 何を凌ぐの?
これの難しいところは破れ「る」であること。まだ破れていないんだよ。もしくは既に破れたことがあるけれど、修復したってこと。
この傘は増田さんのメンタル、心と捉えるかな〜。時には強すぎる雨風に耐えきれないこともある。そんな傘でいいの?って自問自答しているような。
「ファンが悲しむから基本心折れない」って言った増田さんが歌ってるんだよ、これ。増田さんが今持っている傘がボロボロじゃないといいなと心から思う。
当たり前のように 雨は上がるの?
これで終わるってずるいよ。だめだよ。なんで寂しそうに、悲しそうに、消えちゃいそうに歌うの。まるで私達を叱るように歌ってたのに。
これまでの考察では、雨や風をファンや世間の声としてきたので、この状況は
雨が上がる=ファンが消える、自分を見ている人がいなくなる、興味を持たれなくなる
となります。また、雷は雨雲からできるため、「まっすーもいなくなる」ってことになっちゃいますね…苦しい…
この状況ってアイドルで、なんなら芸能界で1番恐れられていることだよね。自分の需要がなくなったら容赦なくテレビには出られなくなる。そんな環境に居続けるって余程の覚悟がないとできないし、ずっと自分の奥底に不安としてあると思う。その不安をファンに最後に投げかけるってとんでもないことしてくれたよ。
増田さん自身いつか消えると分かっているのに、わざわざ言うってもはや「僕を消さないで?一生愛して?」って言ってるも同然。ファンもなかなかの激重愛&ゴリデカ感情抱えてるけど、あなたもなかなかですね増田さん。
なんか茶化しちゃったけど、これに対して、答えってないと思う。「上がる」なんて絶対に言えないし言いたくない。でも「上がらない」って言うのも無責任すぎる。この曲を聴いたらなおさら。
でも、「当たり前のように」上がっちゃうのかな。今の私からは考えられないけれど、「いつか」が来るときはあるのかな。
でも、雷がずっと鳴っているのならば、私は一生雨でいたい。増田さんを優しく包み込む雨。願うぐらいしたっていいよね。
2.ライブ映像の考察
もう歌詞の考察で心が折れそうなのですが、次はライブ映像から考えたことを伝えたいと思います。EPCOTIAを観ていないという方には壮大なネタバレとなるので、飛ばすか読むかはお任せします。私はEPCOTIAに参戦していないので、演出に関してはDVDになっているものだけしか分かりません。実際に見て「こんな演出あったよ!」っていう方はぜひ教えてください!
まずは、何故ライブ映像をモノクロにしたのか。
これは、私達が知っている増田さんはほんの一部であることを示すためではないか、そう思いました。
私はこの歌を「まっすー」と共に「増田貴久」が歌っていると解釈しているのですが、そこで、私達が「増田貴久」について知っていることってなんだろう…そう考えたとき、あまり思いつかなくて。私達が今まで見てきたのは「まっすー」である増田貴久で、「増田貴久」である増田貴久ってほとんど知らないですよね。
こういうことを踏まえて、私達の知っている増田貴久の情報量を表すためにモノクロにしたんじゃないかと思います。
増田さんを彩ることができるほど、私達は増田貴久のことを知らないんですね。なんか切ない。
次に、歌詞考察でも少し触れた、ライブで歌ったパートのこと。
「どしゃ降りの雨に〜」ではなく、「聞こえるか?聞こえるか?」の方を歌ったのはなぜなのか。
単純に息継ぎのタイミングだとか、物理的な関係でそうした可能性もありますが、歌えないわけではないのでやっぱり意味があるのかなと。
意味があると仮定して考えられるのは、増田さんが本当にファンに理解して欲しかった歌詞が「聞こえるか?聞こえるか?〜」の方だということかなと思います。
1番では何回も「cry」と「try」を繰り返し、2番では「〜like you」と俺もあなたと同じだと訴える増田さん。確かにこっちを歌う方が感情は伝わってきますね。
あともう1つ、歌わなかったパートがあります。それが2番の「I'll be nobody」この一言。これはもう絶対にわざとです。だとしか思えない。
ここは、「nobody」=何者でもなくなるという状況になりたくないから声に出さなかったのではないかと考えます。「I’ll be nobody」って悲しすぎますよね。自分がファンにとって、夢でも誇りでもスターでもなくなるんだから。「そんなこと絶対ないよ!」って言ってあげたいけど…言えない。だって本人わかってるから。
ここからは、考察というより私が気になったなーぐらいのことです。というか、もはやただのヲタクの感想です。気軽に読んでください。
Thunderのとき、増田さんやけに上を見上げて手を広げてませんか?
そういう振り付けなんでしょうけど、私には増田さんに降りかかる雨が見えました。びしょびしょになりながらファンの声を受け止めてると思ったらなんかもう胸がギューッとなって抱きしめたくなりました。コヤシゲで増田さんを暖めて欲しい。(?)
そういえば、増田さん「傘を持ってる自分が嫌い」みたいなこと言ってませんでしたっけ?なんかこういうとこにも増田貴久を感じます。
そして「当たり前のように雨は上がるの?」のところ、表情切なすぎると思いません?あの目で見られたら何も言い返せないです。
あとその場面って増田さんの顔のアップなんですけど、左頬(私たちから見て右頬)についてる汗がめっちゃ涙に見えるんです!!本当に!!最初気づいた時ガチで泣いてるかと思って「泣いてるの?!大丈夫?!」って叫びましたよね。周りが見えなくなって余計な心配ばかりするのが悲しいヲタクの性です。EPCOTIA持ってる方ぜひ見返してみてください。
あとは衣装ですね。チャンカパーナからBLACK HOLEまで着ていたコートを脱いだだけなんでしょうが、なんかすごい「増田貴久」だなと思って。
あまりにも大きく開いた脇の部分から出てくる、たくましく男らしい腕も、心なしかいつもより大きくみえる背中も、汗をかいているのにサラサラなままの髪の毛も、なにもかもが私には「まっすー」ではなく「増田貴久」に見えました。すごく「生身」で「人間」らしくて。シンプルな衣装だからこそ、Thunderがグサグサ伝わってくるんだろうな。
またモノクロの話に戻りますが、歌い終わって火花が散る瞬間だけ、モノクロ加工が外れます。あの瞬間、私達は本当の「増田貴久」を見ることが出来たのかなと。
増田さんにとっても、ずっと「まっすー」を見てきた私達に「増田貴久」を見せることは覚悟が必要だったはず。だから、私達も「増田貴久」を受け入れる覚悟をしないとなと思います。
この場面からあともう1つ。あの瞬間って
「雷が落ちた瞬間」
と
「雨が上がった瞬間」
どちらだと思いますか?
雷だとしたら、あの瞬間ステージに「まっすー」が戻ってきたということ?でもThunderが「増田貴久」の曲だとしたらその必要性はどこに?それならば歌詞にのっとって雨が上がったという演出?でもそれって…
見れば見るほど、考えれば考えるほど分からなくなって。私には結論づけることが出来なかったので、皆さんにはどう映ったのか教えて貰えると嬉しいです。
3.全体の考察
すんごいネガティブに、重ーく考察しちゃいましたね。自分で読み返してるだけで精神えぐれそうです。しかもめちゃくちゃ長いですね。もう少しで1万字超えます。ごめんなさい。
結局Thunderで伝えたいことはなんだったのか。1つにまとめることはできなかったのでいくつかに分けようと思います。
まず1つ目は
「まっすー」はファンがいないと成り立たない
ということ。
アイドルはファンがいてこそ活動ができて、輝ける。でも、ファンがずっといるという確証はないんです。ファンにとって「まっすー」は雷であると同時に、「まっすー」にとってファンは雷。いつかは消えていく。
増田貴久の人生って、「まっすー」に全力を注いでいると思うんです。そんな増田貴久から「まっすー」は絶対に消したくない、だからファンでいてほしい。俺を見捨てないで。そんな思いが、覚悟が私には伝わってきました。上手く言葉にできないですが、私がこの曲を聴いて1番重く感じたのはこれです。
次に2つ目は
増田貴久は人間である
ということ。
「NEWS界隈は宗教みたい」という声をよく聞きますが、私もそう思います。ファンはNEWSに対する信仰心がすごいし、メンバーの発言(特にシゲ)はありがたいお言葉みたいになってるし。もちろん、それを否定しないし私だってNEWSを神様のように思うことがあります。でも、それを取り違えてNEWSと接していないか。これって結構重要だと思うんです。神様だからなんでも許してくれる。神様の言っていることは全て正しい。そういう考えは間違いですよね。何度も言いますが、増田貴久は人間です。あんなに「like you」って繰り返されたら嫌でも分かりますよね。増田さんを神格化して褒めたり扱ったりすることをダメとは思いませんが、私達と同じ身体を持ち、同じ日の光を浴び、今この世の中を生きているということを忘れてはいけないと思います。
最後に3つ目は
私達の知っている情報が全てではない
ということ。
これ、分かっているようで分かっていないというか。人の知らない一面を知った時、「ああやっていってたじゃん!」「こういう人だと思ってたのに…」そうショックを受けることも思うことがあると思います。それこそ、Thunderを聴くまで増田さんにこういう思いがあったことを知らなかったわけで。でも、それって自分の知っている情報との齟齬が生じたからショックを受けるというか、自分の中の理想の型にハマらなかったからなんですよね。自分の知っている情報が全てではないのに、いつの間にかそれを全てと思い込んでしまうのが人間。意識的に自分の中の情報を整理して、推しを自分の理想の型に嵌めようとしないことが大切だと思います。自分を傷つけないためにも、ファンの夢でいたい「まっすー」のためにも。
4.まとめと私の気持ち
やっとまとめですね。こんなにまとまりのない文章をここまでちゃんと読んでくれた方は果たしてどのくらいいるのでしょうか。自分でも文章力のなさにびっくりしています。ゴリゴリの文系のはずなんですけどね…
Thunderを考察するにあたって、正直、Thunderを出した当時の増田さんをよく知らない新規が増田さんを紐解くようなことをしていいのだろうか、私よりもっともっと前から増田さんを応援している方から何も知らないくせに首突っ込むなと思われないだろうか、そもそも増田さんが歌でぶつけてきたものを文章化してよいのだろうかと悩むこともありました。しかし、Thunderは私にとって最も衝撃を受けたといっても過言ではない曲で、考察せずにはいられませんでした。ネガティブで救いのない考察を不快に思われた方もいるかもしれません。ごめんなさい。
色々書きましたが、私はThunderは「覚悟」の歌だと思っています。この曲はNEWSの中で唯一と言っていいぐらい曲調も歌詞も暗い曲で、そのような曲を暗いというイメージのない増田さんがソロで歌うのには想像も出来ないほどの覚悟があったはず。だから、私の中でその覚悟をただの「かっこいい曲」で済ませたくなくて。こうやって考察して「覚悟の曲」と納得出来て良かったなと思います。増田さん自身、こういう曲を出して成長したと思うし、ファン自身も増田さんを推す覚悟ができたきっかけになって。やっぱThunderすごいですね。(語彙力)
私的にはわざわざこんな壮大な曲にしなくてももっと弱音吐いていいんだよーって思うのですが、アイドルを生きている増田貴久は当分私達に気軽に弱音を吐くことはしなさそうですね笑
不安なことがあったらまた曲にしてくださいね、私は受け止めますよ。
あ、でも受け止めるといっても、増田さんが幸せであることが1番だからこういう曲が出ないのがいいのか。いやでも、人間誰しも悩みはあるよな。まあ、言いたくなったら言ってください。
ふう…結局12000字いきましたね。好きなことなら出来るって本当ですね。これが読みたくもない本の読書感想文だったら100文字も行ってないことでしょう。ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。次は何書こうかな?三銃士かな?これまた長くなりそう。
とりあえず、今は増田さんとNEWSの幸せを願ってCDの発売を楽しみにしてます。
増田さんに優しい雨が降り掛かっていますように。